君は、その障害を取り除けるか

このエントリーは、TOCfE Advent Calendar 2015の8日目の記事です。
昨日のエントリーは、aegさんの”意見の対立を考えてみる”でした。

「公私ともに多忙そうで、パワフルな」と紹介されました、たのっちです。

ちょうどいま、なぜ私はここ一年の間をパワフルに動けたのかなというのを、思い起こしておりました。
そこで気づいたことがありました。
アンビシャス・ターゲット・ツリーで言うところの「障害」を取り除くのが楽しかったのでした。

ATTで「障害」を書く理由

では、障害とはなにか。TOCfE公式テキストブックには、「障害とは、アンビシャス・ターゲットの達成を妨害する何かです。」と書かれています。
世の中「やりたいけどできない」「先に進まない」「それどーするの」といった問題が、山ほどあるんじゃないかなと思います。この「やりたい」が、アンビシャス・ターゲット。すなわち、目標となります。
こうしたことに対して「それ、なんでできないのだろう」と聞いてみると、「◯◯が☓☓だからできないのよね」といった答えが返ってきます。
これが「障害」。あるいは「言い訳」ですね。
逆を言うと、この「障害」がなくなれば、できないことができてしまうわけです。

people are good

TOCの4本柱のひとつに「people are good」というものがあります。「人はそもそも善良である」と訳されています。
では、なぜ「人はそもそも善良である」のに、うまくいかないことが多いのか。これも、それぞれの事象に対して「障害」があるからだと考えています。

君は、その障害を取り除けるか

では、こうした「障害」を聞いたとき、「それ、俺が取り除こうか」と言えるかどうか。
これが、私のパワフルさの鍵なのだなと、あらためて気づきました。

「それ、俺が取り除こうか」と言うためには、

  • 障害を取り除ける能力がある
  • 障害を取り除ける時間がある

という要素が必要だと思っています。
能力や時間というと「えええ!なんかハードル高そう。」と思うかもしれませんが、大丈夫です。
問題には、複数の「障害」が存在します。
その障害のなかで「俺が取り除ける方法がある障害」を、その方法使って、時間内に取り除けばいいのです。

そうやって障害を取り除くと相手は「できるじゃん!」となります。
それを続けていけば、問題はどんどん解決の方向に進んでいきます。
そうして、ものごとがどんどん先に進んでいくと、なんだか楽しくなっていきます。
これがうまく回ると「多忙だけどパワフル」という状態が生まれるのだなぁと、いま、気付きました。

勝算があれば、掛けてしまう。

結局のところ、うまくやれそうだから、うまくやる。
完全に思った通りにはいかないけど、だいたい思った方向でうまくいく。
という勝算がついていることをやっているだけです。
それで場や状況がうまく回り始めれば、あとはだいたいどうにかなっちゃう。

「勝つための算段はしてあるから、無理をせず気楽にやって欲しい。」

とか

「俺たちは伊達や酔狂でこういう革命戦争をやっているんだからな」

と言った言葉が銀河英雄伝説という作品にあるのですが、このノリで障害を乗り越えるための最初の一手を打てばいいんだろうなぁと思います。

次のエントリと告知

明日の TOCfE Advent Calendar 2015 9日目はMasaki Doiさんです。「大学 x コミュニティ」というお題だと、噂が聞こえております。大学のときに、TOCを知りたかったぜ。

また、TOCfEのちょっとした活用事例を山ほど聞けるイベントが、12月19日(土)、アキバの非日常なスペースで開催されます。私も伊達と酔狂で(むしろ、ほぼ酔狂?)超えてきた障害の話をしてみる予定です。

【東京開催】日常系非日常TOCfE ~日常の中でちょこっとやってみたこと言う会~
大仰なイベントとか、ウルトラCな事例でなくていい。普段使いの、日常の一コマで使うTOCfEの話。「こういうのでいいんだよ。こういうので。」とどこから聞こえてきたらいいな。そんな感じで開催しますので、興味をお持ちの方は、気軽に遊びにきてくださいませ。

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